ブログで収益発生したので、住民税申告に行ってきた件【副業収入】
この記事を書いているのは2021年2月ですが、2020年に初めてブログで収益が発生するという出来事がありました。
2016年に無料のブログをはじめて、2019年にブログに力を入れるようになった結果が、2020年になって出てきた感じですね。
わずかでも収益が発生したことは素直に嬉しかったし、ブログのモチベーション向上にもつながりました。
ただ、ブログで収益が発生すると「やらなくてはならないこと」があることをご存知でしょうか。
それは、住民税の申告という手続きです。
ブログで収益(厳密には所得)が年間20万円をオーバーすると、確定申告が必要ということは、ブログで稼ぐことを意識していると結構耳に入ってくる情報ですよね。
しかし、実は「収益が年間20万円を下回っている場合でも、住民税の申告が必要になる」という事実が、確定申告に比べて広まっていない印象があります。
正直なところ、私も年間20万を超えなければいいやくらいに最初は思っていたので、収益発生=住民税申告が必要ということをはじめて知ったとき、ただしく戦慄(せんりつ)しましたw
ただ、ありがたいことに収益が発生した以上は、手続きもしっかりしておきたいと思いましたので、先日市役所で住民税申告の手続きをしてきました。
今回は、ブログ収益発生で住民税申告した時の流れを、備忘録がてら残しておきます。
ブログ(副業)で収益が発生したら住民税申告が必要だった件
私は、税金のプロでもなんでもないので、詳しくは↓の記事をご覧ください。
副業をおこなう場合に必要な住民税に関する2つの注意点 |個人事業主や副業の確定申告が必要な方向け会計サービス「カルク」
私は、パートの休みを利用してブログを更新している、いわゆる「副業ブロガー」です。
ブロガーって自分で名乗るの、全然慣れない…
私のブログの収益は「副業の収入」ということになるのですが、副業の収入が発生した時は、年間20万円の所得を下回っていても、住民税申告の手続きは必要になるのです。
「収入」から「経費」を引いた金額が「所得」になります
今回は、ブログの収益として話をしていますが、ブログだけでなくオークションサイトやハンドメイドの売上がある場合でも、副業収入扱いとなるため、住民税申告が必要になるのだそうです。
ブログのアフィリエイトというと、基本的には記事を見てくださった方が商品を購入すると収益が発生するイメージですが、↑の記事で紹介しているような自己アフィリエイト(セルフバック)も収益扱いのため、要注意ですよ。
申告しないとどうなるのか、私は経験していないのでわからないですが、無申告で何か起きたらイヤなので、おとなしく住民税申告することにしました。
住民税申告の手続き方法は自分の住んでいる市町村による
基本的に、住民税申告の手続き方法は、自分が住んでいる市町村によって異なります。
そのため、住民税申告が必要な状況になったら、早い段階で申告手続きが可能な期間や方法についてチェックしておいた方が良いです。
私の住んでいる埼玉県某市では、確定申告相談会の窓口とあわせて住民税申告の受付も、2~3月にかけて行われていました。
窓口で手続きする以外に、郵送・ネットで手続きできる場合もあるので、住んでいる市町村のホームページ等で確認しておくと良いかと。
流れがわかるなら郵送・ネット手続きの方がラクだね
私が住民税申告をした時の流れ
私の市では、郵送手続きにも対応していたのですが(むしろ推奨されてた)、初の手続きでわからないことだらけだったので、市役所の窓口で住民税申告の手続きをすることにしました。
いろいろ用意しておくことがあるのですが、私が住民税申告をするにあたり用意したことをまとめておきます。
※あくまでも私の場合です。市町村によって異なる場合もあるので必ず確認してくださいね
あらかじめ用意しておいたもの
市のホームページから印刷した住民税申告の用紙
市役所の窓口でも住民税申告の用紙は用意されていると思われるのですが、市のホームページで住民税申告用紙が印刷できるようになっていたので、あらかじめプリンターで印刷しました。
ただ、金額をどこに書くのかよくわからなかったので、住所・氏名レベルの基本的な情報のみ書いた状態で窓口に持っていきました。
ちなみに、申告用紙には住民税の納付方法を選ぶ項目があるのですが、「特別徴収」を選ぶと給料から天引きされるために勤務先に副業バレする可能性が高くなるそうで。
そのため、直接住民税を納付できる「普通徴収」を選んでおきました。
収益・経費をまとめた表(スプレッドシート)
普段からブログの収支をチェックしているなら問題ないのでしょうが、私はまったく収支をまとめていなかったので、市役所窓口に行く前に、ブログにおける収益と、ブログをやるにあたって発生した経費を表にまとめました。
エクセルがパソコンに入っていないので、Googleのスプレッドシートで作りました。
金額はさすがにぼかしますが、作った表はシンプルすぎる状態でした。
正直、経費とかこれで良いのかまったくわからないのですが、少なくとも過剰な金額の経費にはしなかったので、大丈夫…と思いたい。
※指摘された項目があったら追記しますね
源泉徴収票
前年(今回の場合は2020年)分の源泉徴収票を、給与明細と一緒に受け取っているはずです。
金額の計算のために、源泉徴収票は必須になるので、どこかにしまっている場合は探し出しておきます。
もし、紛失して見つからない場合は、勤務先で再発行してもらう形になりますが、おそらくすぐに発行されないはず(勤務先による)なので、あらかじめ探しておくことを強くおすすめします。
源泉徴収票は、原本を提出しなくてはいけないパターンと、コピーでもOKなパターンがあるようです。
※市町村の判断による
このほかにも、市町村により必要なものがあるかもしれませんので、確認してから窓口に行くと間違いないかと。
次の項目からは、実際に私が市役所窓口で手続きした時の流れを説明しておきますね。
市役所窓口で手続きした私の場合
市役所に行き、確定申告相談会の受付(小さい文字で住民税申告も受付と書いてはあった)の人に、住民税申告の手続きをしたいと伝えると、住民税手続きの窓口に行くように言われました。
窓口に行き、担当の方に「インターネット(ブログとは言わずちょっとぼかす)で副収入があったので住民税申告したい」と伝えて、持ってきた書類をまとめて渡しました。
しかし、担当の方はインターネットの副収入で住民税申告…というパターンの経験があまりなかったのか、私の出した収益&経費の表をじっと見て考え込んでしまい。
適当すぎる表だったので、あんまり見ないで~!って心から思いましたねw
考え込んだ担当さんが席を外し別の人に相談に行ったと思ったら、相談された人に担当者が代わりまして。
すると、最低限しか記入していなかった申請用紙と、源泉徴収票コピー&収益・経費の表を預かってもらう形で住民税申告は完了となりました。
いろいろ書くのだろうと思っていたので、拍子抜け。
来年以降もきっと住民税申告が必要になると思ったので、書くべき項目を確認したのですが、とりあえず項目や内容を間違えて書くくらいだったら、収益・経費のデータ(今回でいうところのスプレッドシートの表)を添付して送ってくれた方が良い…とのこと。
書くべき項目も教わってきたので、来年は郵送で手続きしたいと思いました。
ブログ頑張るなら、お金のことも勉強しないといけない件
ここまで、ブログの収益発生で住民税申告をしてきた流れについて書いてきました。
ブログで収益が出ている場合だけでなく、これからブログで稼ぎたいと思ったときの参考になればと思います。
正直なところ「20万超えたら確定申告大変そう」くらいの浅い知識でブログ収益化を頑張り始めた私ですが、住民税以外にもブログにまつわるお金のことを考える必要があることを、強く実感するようになりました。
私の場合は、夫の扶養内で働いている状態なのですが、所得ではなく年収で130万を超えると夫の社会保険からは外れてしまい、自分で健康保険や年金に入る必要があることもつい最近知りまして。
住民税、所得税、社会保険と、色々な「壁」があることを学習しましたが、ようやく自分がどれだけ収益を上げるのが良いのか明確になったことはプラスになりそう。
TwitterなどのSNSを見ていると、ブログでわんさか稼いでいる(偽装の人も含め)人のオンパレードで、憧れる気持ちもあったりしましたが、ちゃんと自分の状況を考えたうえで収益の目標を決める必要があるのです。
「ブログで稼ぐ」というキラキラした言葉の裏側にあるお金、そして税金のこともしっかり勉強していかないといけないですね。
それでは、今回はこのへんで。